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蝶ちょのパリュール
合わせるドレスの裾にチョウチョの刺繍が入っているので、『お花とチョウチョ』をテーマに製作してみました。
実際着用するドレスは淡いピーチピンクですが、ディテールを分かり易くするために、淡い色が映える黒い背景で。
こちらの作品も、フィリグリーやメタルパーツをふんだんに駆使してヴィンテージのコスチュームジュエリー風、を目指しています。
イヤリング、ネックレス、指輪付きブレスレット、サンダル用飾り・・・の、一応パリュール。同じビーズを使うだけで、全体的な統一感が出ます。パーツ自体はけっこうバラバラなのですが・・・。
可愛いピンク色のビーズは天然石。ピンクコーラルの4mmと6mm珠です。あとは4mmパール(オレンジ)、8mmパール(クリーム&ピンクのツートーン)、10mmパール(ホワイト)など。
メインの お花モチーフは メタルフラワー(大) パープル、ブレスレットは(中)ピンク、イヤリングはピンク(小)です。それぞれ塗装し直して、カラーを微妙なニュアンスで変えてあります。
エナメルを剥がすのは難しいですが、上から透明感のある色を重ねてゆけば、簡単。しかも私はマニキュアで塗ってます。塗装用の塗料を改めて購入するよりも、手近にあるもので工夫するのが好きです。・・・不精とも言いますが。
↓メインモチーフを裏から見た画像ですが、一応メタルフラワーも金色に塗ってあるのがお分かりでしょうか?(本当はシルバー)ベージュ系の上にラメ入りゴールドのマニキュアを塗ってます。シルバーが目立ってしまう厚みの部分にも塗って、どこから見てもゴールドのパーツに変身。クレッセントフィリグリーとメタルフラワー(大)を組み合わせてテグスで繋ぎ合わせ、一つのモチーフを作りました。
メタルフラワーの邪魔な部分の金具(右下側のカン)は切除してあります。
後ろから見ても美しいように、クレッセントフィリグリーを二枚貼り合わせても良かったのですが、ただでさえ思いモチーフが更に重量過多になるので・・・断念しました。
二連部分の処理を、ハスケルに倣ってみました。
通常一連ずつボールチップで処理しますが、このようにビーズキャップの中で一つに束ね、納めるように一つのチップへ・・・という方法だと、きれいに収束しますね。
ビーズキャップが大きな口径のものなら、もっと連数が増えても対応出来そうです。ちょいテクですが、お役立ちですvv
ちなみにボールチップはフラワー型のものを使ってみました。モチーフに合っていて、それ自体も一つのフラワービーズのようにも見え、更に統一感が増したように思います。これもお奨めの使い方です。
メタルフラワー(中)もカン部分や側面、裏面をゴールドに塗装し直しています。
バタフライフィリグリーは当初ゴールドのみをセットする予定でしたが、シルバーと重ねた方が色が映えるかも、ということで、急遽重ねてみました。微妙に羽根の折り曲げ具合を変えて、チラリとシルバーが見え隠れするようになっています。
イヤリングは余り気合が入っていません。単純にパールとメタルフラワーを垂らして、金具の部分を隠すように小さめのバタフライ型フィリグリーを接着しています。(これも折り曲げて形状を好きなように変えています)
パールの下に(この写真には写ってないですが)4mmスワロ(5301)のパパラチアで、ネックレストップ部分のパパラチアドロップ(14×10mm)と合わせています。
指輪付きブレスレットは、フラワーモチーフ自体が派手なので、ブレス部分はほとんど複雑なことをしませんでした。三連とかにするのも止めました(重いので)。あと、10mmパールは厚みが邪魔になりそうだったので使用していません。8mmまでで構成しています。
サンダルに付けたチョウの飾りはとてもシンプルですが、フォルム自体が目立つので、まあこんなもので。
鎖骨辺りのホワイトパール部分が、一番大きな珠で膨らんでいるシルエットです。大人だと肩の真上辺りになります。ドロップ部分が胸の谷間に吸い込まれる長さですね。
谷間がある人限定で(泣)。