メタルパーツ活用法1
当店ではさまざまな形、色合いの透かしパーツを取り揃えています。
この優美さ、デザインの妙・・・眺めているだけでうっとり幸せな気持ちになりませんか?(私だけではない筈です、たぶん)
しかしながら・・・多くの方からお問い合わせを頂戴します。
「キレイなので買ってみたけど、一体どうやって使うのですか?」
と・・。そうですよね、私もそう思います。
そこで、あれこれ頭をひねって考えてみました。製作のご参考になれば幸いです。
①裏面の保護・目隠しとして。↑
ヴィンテージのメタルパーツがあります。元はイヤリングとして使用されていたようで、大きなパールが付いてて美しいです。
ペントップにしてみようと、ラウンド型の透かし(ちょっとだけ周囲が見えて、よりゴージャスな雰囲気になりそうな大きさのもの・・・)を裏に貼りつけてみました。
でも、中央の空洞部分からパール裏の、イヤリング金具を外して破損した部分が丸見えになっています。そこで小さな「金 スクエアフィリグリー」を貼ってみました。どうでしょう?
裏からみても、なかなか鑑賞に堪えるパーツに変身しました。
ちなみに、オレンジ色の部分は最初からある装飾ではなく、マニキュア(オレンジ色)をこんもり塗ってみたものです。エナメル塗装マイセルフ
↑②真鍮しか無い。金古美が欲しい!という場合には。
このご質問、とーっても沢山いただきます。輸入透かしパーツ(フィリグリー)はたいてい真鍮製のものが多く、人気のある型でないと、シルバーやゴールドメッキ、古美加工されたものがございません。
そんな時は自分で塗っちゃってください。
これらはどちらも黒のマニキュア(100円ショップの)を塗って、乾かないうちにティッシュや麺棒(細かい部分)で不要な塗料を拭き取り、乾燥させたものです。左の「14×10フレームセッティング ライトゴールド(販売終了品)」は金古美に、「ラウンドフィリグリー 32mm(販売終了品)」は立派な真鍮古美になりました。どうですか?
これは色ムラがあって通常販売出来ない透かしパーツをどうしようか・・・と悩み、ムラがあるならいっそ全部塗ってしまえ!と思い至って編み出した(?)乱暴な裏ワザです。意外と重宝しています。
平面的に重ねるのも美しいのですが、こうして立体的に組み合わせてみると、また変わった作品が生まれるかもしれません・・・。
④自在に曲げ伸ばす。↓
「薄型フィリグリー AS 小(真鍮はお取扱い中)」を四方折り曲げて、石座代わりに。どんな形のストーンでも応用が利きますので、ファンシーストーン活用に困ったときは透かしパーツ(フリーセッティングパーツの代用に)で何とかする!がおススメです。
実は上の部分、何度も曲げすぎて折れてしまいましたので、隠すために薔薇パーツを取り付けました。
どんな失敗も前向きに捉えて生かす姿勢が大事です、うん。(皆さまは失敗しないように、慎重に・・・。一度曲げた方向と反対に曲げ直してると、折れ易いです)
⑤何でもアリ。赴くままに装飾しちゃいましょう。↓
もちろんビーズでふちをびっしり編み込んだり、ストーンを貼り付けてみたり・・・透かしパーツは「台座」の名称で販売されていることも多いので、色々な土台(ベース)としてお使いいただくのが一般的かもしれません。 最後にあえて、丸カンを取り付けたら、そのままペントップのモチーフとして透かしパーツが主役になるような、そんな装飾を施してみました。使用したのは「ダイヤ型フィリグリー(販売終了品)」。
左がそのままの状態。このままでもキレイですが・・・寂しいので塗装したのが中央。また卯さ貴屋お得意(?)のマニキュアです。たっぷりハケに付けて、膜が張るように何度も塗り重ねます。ネイルの上手な方だと、マーブル模様とかも作れちゃいますよね。まるでステンドグラスのような不思議な透明感のあるパーツに仕上がりました。そして左、最後は皮革を裏から貼ってみたものです。(この透かしのみ銅古美。私物)和風柄の面白い革布、アンティーク調にもみえ。面白いコラボレートになりました。
あとは、ペタペタと樹脂花を貼り付けてお花畑のように飾るのも可愛いですよね。もし宜しければ、皆さまの透かしパーツに於ける創意工夫をお知らせ下さい。お待ちしております。